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日本ハムのダルビッシュ有投手(22)が、オープン戦最終戦となる29日横浜戦(札幌ドーム)に、志願のリリーフ登板することが25日、明らかになった。この日、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)から帰国。すでに米国滞在時から登板希望を伝えてきており、梨田監督がこの日、リリーフ起用を示唆した。WBCでは守護神として起用され、決勝では胴上げ投手となった。また一躍、国民的ヒーローとなった楽天岩隈久志投手(27)も開幕戦での先発が濃厚で、6年ぶりのセ、パ同時開幕となる「4・3」は、ますます注目度が高くなった。
太平洋を挟んだ異国でも、ダルビッシュはプロ5年目のシーズンを見据えていた。歓喜の世界一から1週間も経たないうちに、本拠地マウンドに上がる。29日札幌ドーム(対横浜)が、今季最初で最後のオープン戦登板になるが、国際電話を使った志願の登板になる。
球団幹部によると米国滞在時からすでに電話連絡があり、オープン戦の登板希望を伝えてきた。昨年10月から、滑りやすいと言われるWBC専用球を使った練習しか行っておらず、日本球の投球感覚を取り戻したいとの理由だという。WBCからシーズンモードに切り替える、大事な確認作業になる。
25日夜、成田空港に帰国後、会見の席で決意を口にした。WBCの激闘を振り返りつつ「チームに帰ってからが本当の勝負。自分のやれることを一生懸命やってチームに貢献したい」と力を込めた。
梨田監督もエースの意向にこたえる。「(WBCとは違う)ボールのこともあるし、1度投げておいた方がいいと思う。練習はできるけど、試合となれば力の入り方もまた違うしね。1イニングくらいになると思うけど」と起用について説明。開幕投手を任せる主戦投手に、最終調整の舞台を用意する。
29日はローテーションの一角・武田勝が先発する予定。風邪のため1度調整ペースを崩しているだけに、武田勝にしても重要な実戦登板の場になる。また「(コンビの)捕手のこともあるし(救援陣の)建山や(武田)久のこともある」と厚沢投手コーチが話すように複雑な台所事情も絡み合う。そのためダルビッシュは試合中盤から終盤の出番で、日本では見られないはずだったリリーフの再現となりそうだ。
26日は休養し、27日からチームに合流予定。楽天野村監督が2月のキャンプ中に「プロらしく正々堂々とエース対決や」と岩隈の開幕投手を宣言。岩隈は第2ラウンド敗退の危機にあった日本を救う好投をキューバ戦で演じ、決勝でも好投。一躍「時の人」となった。
WBC連覇に導いた右腕対決が濃厚な開幕戦「4・3」に向け、ダルビッシュは急ピッチで“日本仕様”に再び仕上げていく。梨田監督は「(日本球の)指先の感覚だけだと思う。大丈夫でしょう。心配していても仕方がない」と絶大な信頼を置く。世界舞台での活躍に酔いしれた地元ファンの前で、今度は日本ハムのエースとして最終調整に入る。続きを読む



